ここ数年来の日本外交の態度について、「あれ、こんなこと言っていいのかな」と思うことが多くなってきた感じがしていました。また国(相手)によって、態度を変えすぎていないか、との印象も強くなってきました。それでも考えすぎかと思い、一年間、様子を見ていましたが、ますますひどくなっている様に思われます。どこを境に強くなったのか。
どうも2015年9月に安全保障法制が成立してから、ハッキリ出てきた感じがします。
・牽制という名の共同軍事演習。
・制裁、報復(経済的)、国交断絶などの勇ましい言葉使い。
・無視、拒絶見え見えの態度。
・IWC(国際捕鯨委員会)からの脱退、国連からの勧告無視、国連が無茶言ってる、の態度。
・日本の技術が一番優秀、なんでうちを使わないのよ、の態度。
・毅然とした態度と見えれば良いのですが、そうは見えません。
相手も内心でそうは取らないでしょう。
どう見ても高飛車というか、傲岸不遜の態度に見えてしょうがないのです。
この様な言葉、態度がとれる根拠は何でしょうか。
それは軍事力を背景とした力の保有ではないでしょうか。
そんなこと言うんだったら、いっちょ、ヤッタロウじゃないか。
それに俺っちの後ろにャア、怖い親分さんが控えていなさるんだぜ。
そんな空気が2015年から、日米同盟を連呼する中に見えてきている感じがしてなりません。昔であれば一戦覚悟(一戦も辞せず)の反応ではないでしょうか。
今は自分たちの思いのままにやっている、得意満面の状態でしょうか。
この様な態度の後に何があるのでしょう。
以上は今年の7月4日に表記の題で書いておいたものです。
私だけの思いかと思い、もう少し様子を見ようと思っていたところ、韓国問題で、あれよ、あれよと思う間に、急速に日韓関係が険悪になりました。それでもまだと思っていたところ、GSOMIAが破棄となりました。駆け足で進む感ありです。また28日の枝野代表の発言を目にして、一部ですが同じ考えを持っていると、勇気づけられ投稿することにしました。
枝野代表の発言は抜粋ですが、以下のものです。
2019/8/28の朝日新聞DIGITAL枝野幸男代表の発言から抜粋
GSOMIAをやめた、というのは、明らかにやり過ぎだ。それに対し毅然(きぜん)とする日本政府の対応はありだと思う。(略)、、、、ここに至る過程で、韓国大統領からは少し妥協の余地のあるようなことがあったにもかかわらず、いわゆる「上から目線」、特に河野太郎外相の対応は韓国を追い込んだ。責任は大きい。(略)、、、、、、筋が通っていることの主張は厳しくやるべきですよ。ですが、何も相手のプライドを傷つけるようなやり方でやるのは、明らかに外務大臣の外交の失敗でもあります。
ポチフクの見るところでは、河野外交の失敗と云うのではなく、全て日本の現政権の態度だと見えます。この態度が、日本国国民の態度になることを、恐れます。